超私的"摂取カルチャーの記録"

にしたかったブログ

2019年 3月

思いつきで始めたので3月分に関しては曖昧な日にちです、まあ大したことではないかな〜。

さあ3月の1ヶ月の記録です。

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↑ある日のランチ

思ったことをつらつら(だらだら?)並べただけなので読み返すとうっすい内容で、あらやだわ〜

3日(日)

桐島、部活やめるってよ (2012年/吉田大八)

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そういえば私これ観たことなかったんだよな〜と、GYAO!で日本アカデミー賞過去作の特集のページを見てて思ったのでクリック。

朝井リョウの原作はだいぶ前に読んで話は知ってたんだけど、結構違うところ多かったので別物と解釈することにした。大枠は同じだったよ。

なんだろう、上手く言えないけど、映画としてとても良かったのでは?

登場人物が自分の気持ちを語るような場面はほぼなかった。桐島が部活を辞めることになったという大きな出来事があり、水溜りにぽちゃんと小さな石を投げ込まれて波紋が広がるみたいな様子を淡々と撮っていた。

特にラスト30分、、、神木くんと東出が良かった、、、

グラウンドを見るヒロキの後ろ姿に胸がギューーっとなったラストだった。

でもレビューには低評価も多かったな〜

たぶんこれに答えを求めて観てると最後までつまらないんだろうし、説明がほぼ無いので解釈次第というところがあるけど私には刺さった。

面白かった。

そしてクレジットに小さく

2012『桐島』 映画部

ってあったね…!

ほほう…

 

4日(月)

嫌われ松子の一生 (2006年/中島哲也)

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これもGYAO!の配信で観ました。

開始早々いきなりの木村カエラ

びっくりしてどんな映画なんだよ、思いながら見始めた。さすが中島哲也監督、ザ・世界観(?)って感じで画面には派手な色が多くてギラギラ、どこかクスッと笑えるところもあり、苦しくなるところもあり。

ミュージカル調に松子の転落していく人生が描かれていた。

感想としては、私これ好きだなと思った。(語彙力が圧倒的に欠けているのでこれ以上の褒め言葉が見つからない)

思い出した頃にまた観たい。観終わった後なんだか胸がいっぱいになる、みたいな。

何やってもうまくいかない松子、不器用な松子、なんで…と言うシーンが何度もあったんだけど、それでもまた進んでいける松子は強いなあ、松子好きだよ…

ラストの松子が階段を登っていくシーン、良かったな、お家に帰れてほんと良かった。ここで泣きました。いや、本当はここまでに何回か泣いてます。

そして川尻松子として生きた中谷美紀さま本当に凄い。カッコよかった。

 

10日(日)〜12日(火)

Q10(キュート) 1,2 (木皿泉/河出文庫)

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思いつきで始めたものなので(2回目)、写真は後日撮りました。

思い出のドラマ、Q10のシナリオ本です。

懐かしくないですか〜、放送してたのは9年前(2010年の秋ドラマ)ですって。

そもそも読もうと思ったきっかけは、大好きな人たち(野木亜紀子先生、坂元裕二先生、椎名林檎さんなどなど)の特集があるということで買ったアンドプレミアムの4月号(特集が、"心に響く言葉、との出合い "の号です。素敵〜)に、同じく木皿泉(お2人なので、さん付けが正解なのかよく分からない)も載ってまして。

そこでQ10をふと思い出し、ネットで調べたらなんと最近シナリオ本が文庫化されて発売してると!これは買うしかないな、と思い次の日すぐ買いました。(本屋とCD、ゲーム、レンタルショップが一緒になってる某店舗でバイトしてるので思い立ったらすぐ買えます、便利)

それでちょうど旅行に行く予定があったので移動の時に読みました。(前置き長いな)

9年前なんてわたしは確か小6で、ドラマのことはうっすらとしか覚えてない……と思ってたんだけど、読み始めたらあら不思議、平太もQ10も校長も担任もそのお母さんも柳教授もクラスメイトたちも、大体その人の声で脳内でセリフが再生された。覚えてた…!

しかも1話終わるごとに高橋優の『ほんとのきもち』とQ10が見ている景色のあの魚眼っぽい映像のエンディングも自然と頭に浮かんできて、当時すごく好きだったけど記憶の中で無意識に大事にしてたんだなあ。

違うのは9年経つさすがに色々経ているのでまあ言葉ひとつひとつが沁みる沁みる。

まずあり得ないだろう設定に、キラキラとした言葉が飛び交うのだけど、成立するんだよなあ。

読み終わったのは帰りの飛行機だったんだけど、人が居なかったら絶対泣いたな。

胸がぎゅっとなってとても優しい気持ちになって、

ぎゃんぎゃん泣いて前の席(私)を蹴ってくる子供も、外にカメラ向けてずっとシャッター切ってる窓際のおじさんも、ちょっと顔をしかめたくなるようなことも今なら許せる。見えてる世界が全部愛おしい。

(まあ普通に迷惑なんだけどね)

 

今まで観てきた連ドラの中でQ10のエンドロールがたぶん1番好きで、

最後に画面が暗転して、

このドラマはフィクションですが、あなたがいると信じる限り、登場人物達は誰が何と言おうと、どこかで生き続けています

これが出ておしまい。ああ〜愛おしさでいっぱいになる。

だから私もQ10のいる2080年までどこかで生きてる平太たちに時々思いを馳せながら過ごそうかな、なんて。

 

18日(月)

寝ても覚めても (2018年/濱口竜介)

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めちゃくちゃ心をかき乱してくるので悔しいけど、とても好きでした。なにこれ。

ラストの朝子と亮平の台詞なんだけど、"きったねえ"、でも"きれい"なんだよなあ。

寝ても覚めても、朝子にとってのその切り替えは意図があってかたまたまか分からないけど震災に関するところだった。上手いなあ。

 

唐田えりかちゃん。back numberのあの歌のミュージックビデオの子っていうイメージで止まってたけど、何この子、ヤバイ。演技は正直良いのか悪いのか知らんが、朝子はこれが良いんだなって感じ。

朝子は大人しそうな印象に反してちょっと気持ち悪いくらいに真っ直ぐで、とにかくヤバイ女だった。嫌いじゃないけど友達にはしたくないな。

東出昌大。1人2人役なわけだけど、どっちもエロい。ハグとキスしかないんだけどエロい。

あと麦も気持ち悪いというか不気味だったな。

原作未読なので、近いうちに読みたいな

 

あとは伊藤沙莉ちゃんと渡辺大知の出てくるととても安心するのと、田中美佐子さんは可愛いお母さん本当に似合うなあということかな。

 

22日(金)

blank13 (2018年/齊藤工)

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あの斎藤工さんが齊藤工名義で撮ったあの映画ですね。

マニアじゃないわたしでも分かる、うわほんとに映画好きなんだなこの人って感じの撮り方が印象的でした。

意外と短い映画(70分)で、その時間が絶妙だった。

冒頭で火葬は60分(ニュアンス)という説明の文が出たのでそういうことかな〜と深読みしてみたんだけどたぶん違う。

とても愛しい映画でした。

前半は哀しくて苦しくて、後半は葬儀の場面は思わずクスッと笑っちゃう。佐藤二朗さん達に笑わされた。

そして、あっ、そうか、、、となる同じ名字の隣の松田家との対比も面白かったなあ。

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映画「blank13」公式サイト » 映画『blank13』(ブランクじゅうさん)

ちなみに公式サイトには著名な方のコメントが沢山載ってるので、ちょっと綾野剛のコメントを拝借したけど、なんか凄い。

 

20/20 (2017年 / スカート)

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音楽のことでいうと、今月はこれを沢山聴いたなあ。

澤部渡さんのソロプロジェクト スカートのメジャー1枚目のアルバム。

テレ東系の秋ドラマ「忘却のサチコ」のオープニングはスカートの楽曲で、そこで初めてスカートの曲を聴きまして、

(と、思ってたんだけど実は映画「PARKS」の挿入歌として出会ってました。このアルバムに入ってるよ)

影響を受けやすいタイプなので、すっかりスカートにハマりました。

 

音楽についてはほんとに無知なので何も語れないけど、キラキラしてて軽やかで心地良くて大好き。

『離れて暮らす二人のために』が、例のPARKSの劇中で歌われてるんだけど、景色が浮かんできて胸があたたかくなる感覚。

『視界良好』は、散歩しながら聴いたらほんとに "どこまでも行けそうな気がする"し、好き。

『魔女』、調べたら初期の名曲らしい。納得。これも良い。

 

アルバムとしては結構短めで35分くらいなんだけど、非常に濃い〜

 

 

締め方が分からないんだけど、今月はとりあえずこんな感じ。

 

舞台は物理的距離もあり、そう滅多には行けないんだけど、

あれ?今月映画館行ってないなあ〜