超私的"摂取カルチャーの記録"

にしたかったブログ

2019年 4月

2回目。4月分をまとめました。

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これ食べたいな〜というだけで全く関係ない写真

 

2日(火)

タッチ (2005年 / 犬童一心)

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♫呼吸を 止めて1秒あなた 真剣な目をしたから〜

あだち充のタッチ

あいにく世代ではないので小さい頃にアニメを見た記憶がぼんやりあるけど、ストーリーに関しては大人たちが色々語るのを聞いて知った程度。

あの浅倉南をわたしの大好きな長澤まさみがやってるのにまだ観たことなかったなと思い、(映画公開時もガキンチョだったためこんな映画があることも割と最近知りました)、この謎タイミングで観てみた。

 

まず第一に長澤まさみがかわいい。 可愛くて可愛くて、どこを切り取っても可愛い。

想像してた浅倉南ではなかったけどこれはこれで正解だし、可愛い。

 

ストーリーとしては、原作を2時間に納めるためには致し方ないのは分かるけど、和也の死までじっくり描いていたからか、達也が野球を始めてからがまあ雑。でも長澤まさみが可愛かったから許す。

犬童一心監督なので、絵がとても綺麗。

斉藤兄弟最近見ないなあ、どうしてるのかなあ。

キラキラした青春映画って自分から観ることはあまり多くないので、良い体験だった。

 

長澤まさみの完璧プロポーションを見て惚れ惚れしたいあなたは同じくあだち充の「ROUGH」実写版を観るべし。内容は保証しないけどね。メイプル超合金の安藤なつちゃん出てたのがびっくり。

 

草野球のシーンのバッター、日テレの上重アナだよね?

これに一瞬で気づいてしまったあたり、自分がテレビっ子であることを痛感。

 

5日(金)

万引き家族 (2018年 / 是枝裕和)

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レンタル開始したよ!ということで、念願の万引き家族

学生時代の保健体育とか家庭科で絶対出る人間の体の水分量のイメージ図を想像してほしい。結構序盤の時点でわたしの感情(水色の部分)はその図くらいまできてたので(この言い方で伝わった人とは友だちになれそう)、観終わった頃にはそりゃ当然なんだけど、キャパシティを余裕で超えてまして、水は溢れてしまってたので、何か言いたくても言語された感想が口から出ねえ。ああ…とか、もうホントもう…とかしか言えない。はあ、悔しい。

ちゃんと感想を書きおこして言葉にするつもりだったんだけど、自分のボキャブラリーで語ったらすごく陳腐なものになってしまうので、大好きな橋本愛様のお言葉を引用させていただきます。

こんなにドンピシャと言い当ててくる愛ちゃんの感性とても愛してます。

いつもの感動恐怖症により観る前から息切れしていた。でも思ったよりとっても穏やかだった。嵐の前の静けさにビクビクすることもなく、その静けさにひたすら、目をつむり、温かさに包まれて、ぬくい涙を何度も流した。目を開けると、残酷な現実が牙を向いて目の前に迫っていたけれど、思ったより自分たちは馬鹿じゃなかったらしく、心の準備はとうにされたことに気づく。自分で選んだ方が絆が強くなることなんて歴史は既に証明しているのに、世界は未だに血縁主義が横行していて気持ち悪い。かわいそうって言葉が大嫌いだ。絶対悪を捏造したがり絶対愛を他人に押し付け、そんな人もまた哀しい性を持ち得ている。(以下略)

(橋本愛のカルチャー日記。第22回より)

 

あまりにもその通りなので、略すタイミングが見つけられなかった…全文載せてしまう勢いをなんとか半分くらいに留めた…

 

観終わって思ったのは、是枝さんにとんでもない問いをぶつけられてる気がしたということ。

正しいとか間違ってるとか血が繋がってるとか他人だとか、私なんかには答えられない部分。とてもとてもあたたかったんだけど、その分胸が苦しくなった。

(なんとか振り絞ってこれ)

最後のりん(じゅり)ちゃんが忘れられない……

 

14日(日)

宇宙(そら)を駆けるよだか (川端志季 / 集英社マーガレット)

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たまたまTwitterに流れてきた第1話を読んでめちゃくちゃ続きが気になったので、3巻まで一気読みした。

よくある入れ替わりの設定なんだけど、面白かった。

愛されるのは外見か内面か。

内面であってほしい、でも、そうもいかないのも分かってる。内面って外見にめちゃくちゃ影響される。ブスってどんどん卑屈にならない?ならざるを得ない環境にない??外見なんて関係ないとか言いつつ、みんな憧れるのは美しい人だし。だから海根さんの黒い感情は分かる。分かるからこそゾッとしたな〜。

面白かった〜。

ただ、1巻がとても良かったので、途中で、これ3巻で終わってしまうような濃さではないよな…と思ったら、案の定、読後はもっと深く描いて欲しかったなあと思った。

ハッピーエンドだから良いのかな、

 

17日(水)

ハルノヒ (2019年 / あいみょん)

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4月17日(今日)発売のあいみょんの新譜じゃ〜

クレしんの映画の主題歌。着々とタイアップが大きくなっていてあいみょん凄いな〜

この「ハルノヒ」は、クレしんの舞台 埼玉県春日部市からとったらしい。行ったことないけど、北千住駅のプラットホームがなんとなく頭に浮かんだな〜

ひろしとみさえが手をつないで歩いているみたいなあったかい感覚のすてきな曲でした!

 

19日(金)

世にも奇妙な君物語 (朝井リョウ / 講談社文庫)

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買ったのは1月なんですよ。ほしい!と思って手に取ったのに忙しさにかまけて読まずに積んである本がかなりあるので、このブログ、それを読むためのちょっとした強制力(?)になってる。

本家「世にも奇妙な物語」の原作を意識した短編集。超面白かった。

本家が2時間の枠で5つの作品を放送してるのと同じで、これも5編でできてるの。最初の4編は読んでいくうちになんとなく胸をザワつかせていったり、先が全然読めないドキドキ感がたまらなかった〜。シェアハウス、SNS、ネットニュース等々現代に生きる私たちなら心当たりがあるような痛い部分を突かれて、上手いな〜さすがだな〜と思った。あ、個人的には「立て! 金次郎」のオチが好きだった。まさか裏でこんなふうにしてたなんて~

最後の「脇役バトルロワイヤル」は、可哀想なくらい脇役の脇役たる部分を押し出してくるじゃん、面白い!となったし、本家の方でやったら絶対面白いと思った。天才か。

もちろん溝淵淳平、桟見れいな、八嶋智彦、勝池涼、渡辺いっぺい、板谷夕夏、芦谷愛菜はぜひキャスティングもそのままで〜(この一文字微妙にもじったネーミングセンス凄くない?)

 

26日(金)

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ (kemio / KADOKAWA)

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発売日にたまたま目に入ってペラペラっと読んでみたらそのままけみおさんの世界に引き込まれてしまったので購入しました。通学中に読んだり寝る前に読んだりしてギリ平成中に読み終わりました。

同世代だし、彼の存在は知ってたけど、彼のvineYouTubeも実はほとんど見たことがない。Twitterの呟きは時々流れてくるけどフォローはしてなかった。

 

が、読後はけみおのことめちゃくちゃ好きになったぞ!!!!!読後といわず第1章の途中くらいから好きだった!!!

声はあまり知らないからイメージも入ってるんだけど、全部喋ってるみたいに、本当に喋ってるみたいに文章がスルスルと頭に入っていく感覚。ページをめくる手が止まらない。そして時々真っ青なページやフォントサイズがかなり大きくなったページが出てきて、そこに書かれた言葉にドキッとする。

表現が独特だけど間違ったことはひとつも言ってない(と思う)、1つ真っ直ぐ芯が通っていてこの人の考え方が好きだと思ったし、読みながらけみおさんに自分を低いところから引っ張り上げられた感覚になった。なんか目の前がちょっとだけ明るくなったような。

元気出たな~。

これ、本として出してくれたのとても嬉しいな。いつでも読み返せる!!

活字と紙が大好きなので、あげみになれるし!(初めて使った)

平成の間にこの本に出会えてとても良かった〜

 

映画キングダムも昨日観に行ってきたんだけど、ちゃんと書く時間作れなかったな~。邦画実写でお前たちにはケントしかいないんか?というくらい主演・山﨑賢人って見てきたし、ちょっと舐めてたけどめちゃめちゃ格好良かったし、お金掛かってたし、長澤まさみは最高だったし、興収が良いといいですね。